種
時間ができたとはいえ、なかなかすることもあり
ぼんやりも出来ず、うろうろと用事を片付けている。
免許の訂正(名前と本籍と住所)なんかはすぐしてもらいにいったのだけど
受付の人に新しい苗字で連呼され、誰かしら?
みたいな顔で待ってたりして、まだまだ慣れない。
少し先の未来の為に勉強もしたいなぁ、だとか
希望のようなものもあり、毎日興味が尽きないことが沢山起こる。
わくわくする種のようなものがどこかに埋まってるんだろうな。
(そのかわりやることもあり過ぎて、忘れないことメモ作ったりしてる)
金銭的には決して豊かではないのだけど(それどころか最近はやむ無く使う一方だし)
「生きてるだけで、ほんまに幸せやなぁ」、なんて心の底からキレイ事なくいうKくん
(夫は以前大病を経て生還しているので)
飾り気も、お世辞も何もなく、
素直な人が真っ直ぐ言うのがたまにチクッと切なく痛んだりしながら
ひねくれものの私は、知らん顔して本を読んだりするのだけど
(特技が知らん顔だ、この技が出来るようになりたいと切願するKくんだ)
本当は私だって思っていて、
一般的な家庭とは少し違うリズムで暮らしていることだって
なんだかおもしろがってはいるのだ。
よそと違う!だなんて、なんかおもしろいやん!くらいなもんだ。
Kくんが仕事柄(板前さんなので)夜中に帰宅する話をすると、
よく「だんなさんと一緒にご飯も食べることできないのさみしくない?」
とか言われるのだけど、一人ご飯はもともと慣れているし、
晩ご飯は食べることが出来なくても、
朝ごはん、一緒に食べてるんやけどなぁ~。(お昼前だけどさ)
育てていたバラの花が新しい家にきて2年ぶりに花咲かせたこととか、
帰ってくる前に部屋の片づけやら、思いつきの模様替えをして
「わぁきれいになって、すごいなぁ」と言われるまで黙ってることとか、
新しいレシピでご飯作って「この味のベースは?なんや?」(料理人なので聞き方が変だ)
と聞かれて、にんまりとえらそうに教えてあげることとか、
小豆の命日にお花買っておいでよ、と声をかけてくれたこととか、
毎日、私の中には小さなしあわせの種が芽を出してるのかもしれないな。



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